Medical診療案内

Gastroenterology消化器内科

消化器科

当院の消化器内科では消化器疾患全般への対応が可能です。

診察では問診・触診・血液検査・画像検査などを行って患者さまの症状をしっかりと把握し、当院で治療できる疾患かどうかをまずは判断します。その上できちんとした診断をくだし、治療へと進めていきます。内視鏡治療のような他の医療機関での処置が必要な場合には、患者さまのニーズに合った医療機関をご紹介いたします。その際は他の医院との連携も密に取って、患者さまの情報もしっかりとお伝えします。

胃がん

消化器科

当院で、内視鏡検査をお受けいただけます。

胸焼け、吐き気、お腹の不調などが続く場合には一度ご相談ください。腸炎といった他の疾患の可能性もありますが、もしも胃がんであれば、これらの症状が出た時にはかなり進行している場合も少なくないのです。
検査結果や治療についても丁寧に説明を行い、患者さまご自身に身体の状態をきちんと理解していただくよう努めています。胃にできたポリープはすべて胃がんに変わるというイメージをお持ちの方もおられるかもしれませんが、ポリープの中には胃がんに発展せず切除する必要がないものもあります。その場合には患者さまにしっかりと説明を行い、不必要な処置を行わないようにしています。

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、何らかの理由で胃酸が食道へ逆流してしまい、強い酸にさらされた食道が炎症を起こしている状態を言います。胸焼け、咳、喉の違和感といった症状があり、不眠症の原因になる場合もあります。

逆流性食道炎の原因のひとつは胃酸の過剰分泌です。そのため、治療としては胃酸の分泌を抑えることが中心となります。胃酸分泌を抑制するお薬を処方することが多いのですが、効き目が強く合わない方もおられるので、経過観察を重ね、さまざまな薬の中から患者さまに合うものを処方するよう心がけています。日常生活にも支障をきたす疾患ですので、患者さまに合ったお薬の処方で早期の改善を目指します。

大腸がん

まずは便潜血検査を行いますが、便潜血検査だけではわからないこともあるため、疑わしい症状が見られる方や貧血になりやすくなった方などには内視鏡検査をおすすめするようにしています。内視鏡検査を行えば、潰瘍なのか大腸がんなのかを判断したり、がんに発展しそうなポリープを発見したりすることが可能となるのです。また、ポリープがある方には2年に1回は内視鏡検査をお受けいただくようおすすめしています。

当院の院長は連携病院で内視鏡治療を実施しているため、内視鏡治療が必要な患者さまには連携病院で院長による処置をお受けいただくこともできます。診察や診断を行った医師が治療を担当することで、患者さまの不安も軽減できるのではないかと思います。

脂肪肝(脂肪肝炎)

脂肪肝とは、本来エネルギーとして放出されるべき中性脂肪が蓄積し、肝細胞が脂肪化している状態のことをいいます。
この脂肪肝は、近年「メタボリックシンドローム」との関係も指摘されており、注目が高まっています。
脂肪肝は放置してしまうと脂肪肝炎、肝硬変や、最悪の場合肝がんを発症するリスクも考えてられます。
脂肪肝には、アルコールの過剰摂取による「アルコール性脂肪肝」と、アルコール以外の要因として糖尿病や肥満による「非アルコール性脂肪肝」があります。
肝臓の病気というとお酒をたくさん召し上がる方の病気、というイメージもあるかと思いますが、アルコールを摂取しない方でも発症リスクがありますので、注意が必要です。

当院では、画像検査・血液検査・生活習慣のアドバイスなども含めて、肝硬変の診断及び治療を行っています。

Internal medicine内科

内科

内科ではかぜやインフルエンザといった感染症の治療をはじめ、生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群などの治療に取り組んでいます。

生活習慣病の場合は、自覚症状がない患者さまも多く、当院では患者さまがご自分の状態をきちんと理解し、しっかりと病気に取り組んでいけるようお手伝いいたします。
例えば、高血圧症の患者さまの場合には血圧を把握することが重要です。ご自宅でリラックスしている状態の時の血圧値で状態を把握するようにしています。血圧計をお持ちでない方には貸し出しも行っており、日頃からご自宅で血圧を管理していただけるようサポートしています。
生活習慣病の治療としては、患者さまができる範囲を考え、食事や運動のアドバイスを行うようにしています。無理な指導を行うと患者さまの負担になるため、継続していただけるようなアドバイスを心がけています。

睡眠時無呼吸症候群の治療では、CPAP(シーパップ)を利用した呼吸管理をおこないます。
健康診断で指摘を受けた方、何かの症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、当院までご相談ください。

感染症(インフルエンザ・かぜ・胃腸炎など)

当院では、かぜや感染性胃腸炎などの各種感染症の診療に対応しています。発熱の症状のある方は、発熱外来にて一般の患者さまとは別動線で診療を行っています。

また、インフルエンザの検査・治療にも注力しています。
現在、インフルエンザの検査では検査キットを用いるのが一般的です。しかし、当院では検査キットだけに頼らず、診察によって状態を把握するようにしています。検査キットは発症してからしばらく時間が経たなければ陽性反応を掴めないという欠点があり、検査キットによる診断待ちで治療が遅れてしまうと症状が悪化し、抗インフルエンザ薬の作用も薄れてしまうからです。そのため、診察で症状や生活背景の聞き取りを行い、早期に診断した上で治療を開始できるよう努めています。
治療としては抗インフルエンザ薬の処方が中心となります。

また、新型コロナウィルス感染症の受け入れも行っております。新型コロナウィルス専用の発熱外来を設け、院内での感染予防対策を十分に行いながら対応しております。

自律神経失調症

内科を受診される患者さまの中には、心因性の身体症状が現れている方も少なくありません。そのため、当院では自律神経失調症をはじめとした心のトラブルに関しても検査・治療を行っています。病名が付くほどではない場合でも、お悩みや不安をお話しいただき、医師としてアドバイスすることで、心のストレス軽減につながると考えています。

自律神経失調症の症状は身体の病気に起因しているわけではありません。しかし、念のため一通りの検査をお受けいただきます。本当に身体に異常がないかを調べるためです。治療としては精神安定剤の処方が中心となりますが、併せて、カウンセリングやアドバイスを受けられるよう、心療内科をご紹介いたします。

心不全

当院では、心不全、不整脈、心房細動、心筋症、虚血性心疾患など、循環器疾患の診療にも対応しています。循環器疾患を専門とする医師と連携を取りながら、治療にあたってまいります。息切れや息苦しさ、呼吸困難といったかぜに似た症状も、心不全が原因の場合があります。自己判断せず、気になる症状があれば、一度ご相談ください。

Internal medicine予防接種

予防接種

当院や保健所等で実施している予防接種をご紹介いたします。

予防接種には、対象疾病、対象者や接種期間などが定められている予防接種とそれ以外の予防接種があります。

予防接種名接種可能年齢接種回数、接種間隔、その他
ヒブ
(インフルエンザ菌b型)
生後2ヶ月より初回接種が生後7ヶ月以前の場合は4週間隔で3回・1年後に1回
生後7ヶ月以降の場合は2回、1年後1回
生後12ヶ月以降の場合は、追加の1回のみ
小児用肺炎球菌生後2ヶ月より初回接種が生後7ヶ月以前の場合は4週間隔で3回・1年過ぎたら追加1回
BCG生後3ヶ月より12ヶ月まで1回接種
4種混合
(百日咳・ジフテリア・破傷風・ポリオ)
生後3ヶ月より初回接種 3~8週間隔で3回
追加接種 初回接種終了から1年後1回
日本脳炎満3歳より1期初回接種 1~4週間隔で2回
1期追加接種 初回接種終了から1年後1回
2期追加接種 9歳で1回
2種混合
(ジフテリア・破傷風)
11歳以上13歳未満1回接種
MR2種混合
(はしか・風しん)
Ⅰ期:満1歳から2歳未満
Ⅱ期:小学校入学前1年間
Ⅰ期・Ⅱ期とも1回接種
ロタウイルス
(ロタリックス)
1回目開始が生後6週より14.6週まで4週間隔で1回目は生後3ヶ月すぎまでに受け、4週間あけて2回目を接種 生後24週までに接種を完了
水痘
(水ぼうそう)
満1歳より2回接種 間隔は6ヶ月から12ヶ月後に1回
インフルエンザ満1歳より(原則)
ご希望によっては6ヶ月より
毎年接種
13歳までは2回(2~4週間隔) 13歳以降1回
おたふくかぜ
(流行性耳下腺炎)
満1歳より2回接種 1回目から5~6年後に1回
B型肝炎生後2ヶ月より生後2,3,7~8ヶ月の3回 4週あけて2回目、1回目から20~24週あけて3回目
ワクチン名摂取可能年齢接種回数、接種間隔、その他
子宮頚がんワクチン小学6年生〜高校1年生まで子宮頸がん予防ワクチンには、現在「サーバリックス」と「ガータシル」の2つのワクチンがあります。
どちらを接種するかは、医師と相談して選んでください。
高齢者肺炎球菌ワクチン (1)越前町民で65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方
(2)60歳以上65歳未満であって、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能の障害またはヒト免疫不全ウィルスによる免疫の機能の障害を有する人で身体障害者手帳1級の人
(1)
65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方は補助を受けれる可能性がありますので、対象の年齢の方はご相談ください。
(補足)対象年齢の人は、令和4年度のみ対象となります。

(2)
令和4年4月1日から令和5年3月31日まで
(補足)この期間に接種できなかった場合は、その後の接種は、全額自己負担となります。
※新型コロナウイルスワクチンとは、13日以上の間隔を空けて接種してください。

※帯状疱疹ワクチンも随時受付しておりますので、ご相談だくさい。

Cancer screening / health screeningがん検診/健康診査

がん検診/健康診査

がん検診

いま確かめることが最高のヘルスケアです。まず、御自身の身体を知る。健康度を客観的に評価し、現在の身体状況を把握する。これが現代人にとって、今一番必要な健康への配慮です。多忙な日常の中で漠然とした自信や不安ではなく健康との対話の繰り返しこそ、明日のあなたの健康を約束するものなのです!!

昨今日本人は、食生活の変化(飽食の時代)によって、さまざまな病気が、多くなってきたと言われています。代表的な成人病(生活習慣病)としては、高脂血症、動脈硬化、糖尿病、肝炎などがあり、心筋梗塞、肝癌、脳血管障害、胃癌、大腸癌、乳癌、子宮癌など様々です。

症状がまだみられない、いわゆる早期のうちに、治療することにより、それらを克服することができます。

健診で発見できる主な病気

  • 高血圧症・狭心症・心筋梗塞・心臓病・不整脈など
  • 慢性気管支炎・肺結核・肺がんなど
  • 動脈硬化・高脂血症など
  • 胃十二指腸潰瘍・胃がん・食道がん・大腸がんなど
  • 胆石症・肝臓病・膵臓病・肝臓がん・膵臓がん・乳がんなど
  • 腎臓病・腎結石・尿管結石・子宮がん・前立腺がんなど
  • 貧血症・白血病・痛風など

生活習慣病検診

糖尿病、脳卒中、心臓病、脂質異常症、高血圧、肥満のことを総称して生活習慣病と呼びます。
生活習慣病は、今や健康長寿の最大の阻害要因となるだけでなく、国民医療費にも大きな影響を与えています。その多くは、不健全な生活の積み重ねによって内臓脂肪型肥満(いわゆるメタボリックローム)となり、これが原因となって引き起こされるものですが、これは個人が日常生活の中での適度な運動、バランスの取れた食生活、禁煙を実践することによって予防することができるものです。

特定検診

生活習慣病検診とは40歳以上の方の内臓脂肪型肥満に着目した健康診断です。
身長、体重、血圧、脈拍、腹囲、血液検査、診察と、必要な方は貧血検査、心電図が追加されます。
当院では予約にて生活習慣病検診(特定検診)を行っておりますので、来院または電話にて予約をお取りいたします。
ご予約の際には手元に役所から送られてきた問診票(または組合からの受診票)をご用意ください。

国民健康保険の方当院で受けることができます。
健康保険組合の方当院で受けることができる方とできない方がいらっしゃいますので、会社または当院にお問い合わせください。

(必ず送られてきた受診票をお手元にご用意ください)

endoscopy内視鏡検査

内視鏡検査

当院では、患者さまにできるだけ苦痛を与えず、リラックスしていただける内視鏡検査を目指しています。

楽な内視鏡検査のために、ファイバースコープ挿入時に嘔吐反射を起こさないような方法や技術を研鑽して参りましたので、その知見を活かした検査ができるように努めております。

鎮静剤を使用せず、楽な検査を目指す

当院では、患者さまの安全を最優先している為、鎮静剤を使用しての検査は実施しておりません。
鎮静剤を使用して、十分に覚醒されない状況が続くと、検査後に思わぬ事故が起こる危険性があります。
また、鎮静剤を使用した場合には、患者さまは検査中に何が行われたのかが分からないというデメリットもあります。
このようなリスクを避ける為、当院では鎮静剤を使用せず、楽に検査を受けていただくことに注力しています。

具体的な工夫として、常に患者さまとコミュニケーションを取りながら検査を行っています。
経鼻内視鏡検査の場合であれば、ファイバースコープ挿入時であってもコミュニケーションを取ることができますので、辛い・痛い・苦しいなどの異変が起きた場合、すぐに医師に訴えることができます。

医師・看護師も常に声を掛けながら検査をすることができる為、常に患者さまの様子を確認しながら安全な検査の実施に繋がります。

上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査では、方法として「経口内視鏡検査」「経鼻内視鏡検査」の2種類があります。
事前にそれぞれの長所・短所をご説明したうえで、患者さまのお体の状態も含めて経口・経鼻内視鏡検査を施術いたします。

下部消化管内視鏡(大腸カメラ)検査大腸内視鏡検査は基本的に予約制(月曜日午後、水曜日午後)で、当日朝より前処置を行い、お昼後検査となります。
ご希望時には鎮静剤などの使用もいたします。
下血など緊急を要する大腸検査は浣腸前処置のみで当日観察可能な範囲を検査いたします。